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クラウド会計って何?
- 2016/8/4
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クラウド会計ソフトとは
会計処理をする際に使われる会計ソフトのうち、クラウドコンピューティング(従来は手元のコンピュータで管理・利用していたようなソフトウェアやデータなどを、インターネットなどのネットワークを通じてサービスの形で必要に応じて利用する方式)の技術が使われているものをいい、会計ソフトの機能をインターネットを通じて会計ソフトの利用者に提供するものをいいます。
では、なぜクラウド(雲)というのでしょうか?
それは、IT業界ではシステム構成図(下図)でネットワークの向こう側を雲(クラウド)のマークで表す慣習があることから、このように呼ばれているようです。
クラウド会計ソフトの特徴
クラウド会計ソフトはこのような特徴をもっています
- パソコンなど特定の端末に会計ソフトをインストール不要
- 銀行やクレジットカード等の取引明細を自動取得
- 操作端末を選ばず複数人での共有が可能
- データ保存先がクラウドのためデータの破損や紛失、盗難の心配がない
この他にも様々な特徴がありますが、主なものはこれぐらいでしょうか。
クラウド会計ソフトのメリット・デメリット
では、クラウド会計ソフトを使うことによってどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
クラウド会計のメリット
- インストール不要なので、インターネットが使えればどこからでも会計データにアクセス出来る。
- Windowsだけでなく様々なOSで使用が出来る。
- 銀行やクレジットカードの明細を取り込み、自動で仕訳をしてくれる。
- Airレジ等のPOSレジ・Amazon等のアカウント・その他の様々な新しいサービスとの連携が出来る。
- 簿記の知識があまりなくても会計ソフトが使える。
- データの保存先がクラウドのため、破損や紛失、盗難の心配がない。
クラウド会計のデメリット
- インターネット環境がないと使用出来ないため、急なインターネットのトラブルで使えない場合が出てくる。
- インターネット環境に依存するため、回線の速度が遅い場合はインストール型と比べて動作が遅くなる。
- クラウド会計ソフトのIDとPASSがあれば、不特定多数の人間に会計情報が閲覧できるため、セキュリティ面で不安が残る。
- 現金取引や手形、小切手での取引が多い場合は、取引の自動仕訳が出来ないので、業務の効率化が出来ない。
クラウド会計ソフトの利用状況 2016年度版
クラウド会計ソフトの利用状況については下記の調査結果が出ています。freee・弥生・マネーフォワードの3社で8割以上のシェアを占めているのがわかっていただけると思います。
MM総研の調査結果(個人事業主のみ、2万113事業者を対象)
会計ソフトを使っている割合は31.8%で、
そのうちクラウド会計の利用率は9.2%
各社のシェア
- 弥生(やよいの青色申告オンライン・やよいの白色申告オンライン) 53.1%
- freee(会計ソフトfreee) 22.9%
- マネーフォワード(MFクラウド確定申告) 16.1%
- 全国商工会連合会(ネットde記帳) 3.9%
- その他 4.0%
デジタルインファクト社の調査結果(法人・個人事業主を対象)
会計ソフトを使っている割合は31.8%で、
そのうちクラウド会計の利用率は11.1%
各社のシェア
- freee 43.7%
- 弥生 28.4%
- マネーフォワード 10.5%
- パイプドビッツ 10%
- 全国商工会連合会 4.8%
- その他 2.6%
今後のクラウド会計
まだ日本ではクラウド会計ソフトは普及し始めたばかりですが、今後もクラウド会計ソフトを利用する会社や個人事業主は増加していくと予想されます。
freee・弥生・マネーフォワードの3社がシェアを競い合う形でさまざまなサービスが提供され、各社とも毎月新たなサービスをリリースしています。それに伴いクラウド会計ソフトの使い勝手も日々向上しており、これからのクラウド会計がどのように進化していくのかが楽しみです。
これから新たにクラウド会計ソフトを利用しようと考えている方は、とりあえずこの3社のソフトを比較して、自分の経理スキルや使い勝手を考えて選んでみてはどうでしょうか。
布江田会計事務所のサービスについて
当事務所では、クラウド会計による業務効率化を応援しています。
- 使ったことがないけど、どんなものか使ってみたい。
- 今の会計ソフトから乗り換えたい。
- 一応使ってはいるんだけど、使い方がいまいち分からないから教えてほしい。
など、様々な要望にお答えします。
クラウド会計ソフトでお困りの方は下記ページからお問い合わせ下さい。
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